突拍子もないタイトルから始まったが
私のカメラマンとしての夢は、月面カメラマンになること!
そう、月だね月。ムーン。
単に月に行って写真を撮りたい!なんてチープな夢ではなくて
月面に行って写真を撮りたい理由が、実は深く深くあるのだ。
話はRGBから始まる。
我々の暮らすこの地球上は、RGBで支配されていると言っても過言じゃない。
ご存知RGBとは光の三元素。R=レッド、G=グリーン、B=ブルー。
太陽から発せられる光のうち、地球に降り注ぐ光で
人間の網膜で見れる色がRGBってことだけど
それは人間が見れる光の波長に限りがあるだけで、肉眼で見えない光のうち
波長の短い赤外線(遠赤外線)や紫外線は色としては見ることができない。
人間が見れるのは可視光線だけというわけだ。
このRGBだけど、成層圏を通過できる色とも言われていて
成層圏を通過できない色は、宇宙の外に弾かれているってわけだ。
となるとだ、
宇宙には人間には見えないけど
きっと未知なる色が存在していると思うわけだね。
「地球は青かった」
これは有名な言葉だけど、待て待て!
人間はRGBしか見ることができないのだから
そりゃー地球を反射する光でBが強かったから青く見えたかもしれないけど
本当に地球は青い光だけ反射しているのか?
もっと外に出た場合(成層圏よりも外の空間)
本当に地球は青いのか?
私は個人的に、人類はまだ成層圏より外に出たことがないと思っている。
かつて飛んでいたスペースシャトルも、人工衛星の群も
地球の重力圏から出た事はない。
いや、今の時代は地球の遥か遠くまで飛ぶ人工衛星もある。
じゃーその人工衛星から見たらわかるんじゃんって?
いや、そこから得られる画像は信じていない。
その理由は後で述べる。
私が仮に、何かの間違いがあって宇宙に行けたとしても
その色を私が見る事はできないのかもしれない。
だけど、いつか写真に残していれさえすれば
分析や解析が進化した時代で、それが何色なのかわかるかもしれない。
そう、そこで写真なのだ。
しかし、果たして人間が作った現在のカメラで
その色を捉えることができるのだろうか?
人間はどう頑張ってもRGBしか知らない。
なので人間の頭脳で解析できる色もRGBだけだ。
いくらスーパーコンピューターでも、
所詮は人間がプログラムしている。
それを確かめに行きたいのだ!
そして次の話は宇宙空間での性能だ。
人間が作ったカメラ(現在はデジカメ)が
宇宙空間で写真を撮ることができるのだろうか?
無重力空間で、というだけなら地球上でも実験はできる。
しかし宇宙空間には人が浴びると死んでしまうほどの紫外線などがある。
また、想像もできないような宇宙ガスもあるだろう。
月の地面上はどうなのだろうか?
紫外線の強さはどんなものか?
未知なる有害光線はあるのだろうか?
そんな中で、地球人が作ったカメラは機能するのだろうか?
デジタルデータで撮影した場合、カメラ本体のチップは
もちろんRGBでしか演算しないので、出来上がる写真は地球上のそれと変わらないはず。
先に述べた、遥か彼方まで飛んでいく人工衛星でも無理な理由はこれだ。
その衛星が積んでいるカメラはデジタルカメラだろう?
仮にだ、月の上空から衛星が地球を撮影したとする。
そのとき、レンズは確かに地球から発せられる未知な色を捉えていたとしても
画像処理するセンサーがその色を表現できない。
なぜなら、人間がわからない色をセンサーは解析できないから。
音や周波数なら人が知らない分野でもデータとしては残る。
しかし、いくらデータが残っても色は表現しようがない。
ならば、銀塩(フィルム)ではどうなのか?
銀塩は光を銀で捉える性質なので、未知なる色であっても捉えるはずだ。
そこに深い興味と研究しがいを感じる。
他にも、宇宙空間でアルミ製の三脚の耐久度とか
カーボン製の三脚の耐久度とか。
もしかしたら有害光線の影響で、月に立てた瞬間にボロボロになるかもしれない。
となると、チタン製の三脚じゃないと耐久できないとか?
レンズはどうだろうか?
人間の作ったレンズは、宇宙空間でキチンと機能するのだろうか?
もちろん空気がない状態での実験をしたい。
大気も湿度もない月面で、空を写したとき
その色と、鮮明度はどうなのだろうか?
望遠レンズで他の星を捉えたとき、どう写せるのか?
とまあ、このようなことを常々考えているのだが
何せん、この地球上にいるうちは答えが出ないわけだ。
限りなく不可能な夢ではあると思うが、
カメラマンとして、この地球上ではない世界で写真を撮りたいと思う。
この地球上でも、まだまだ私の知らない場所の方が多いというのに
それは世界中にいるカメラマンに任せるとして。笑
ああ、宇宙に大量の機材を持ち込んで
様々なメーカーのカメラを持ち込んで
いろいろな実験をしてみたいと思うカメラマンである。
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