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私が抱く理想のカメラ

  • 執筆者の写真: Daisuke Koike
    Daisuke Koike
  • 2018年5月5日
  • 読了時間: 5分

どこのメーカーでも「完璧装備」は目指せないのだと思う。

右を取れば左から不満が出る・・・みたいにね。

なので、それならば使用ユーザーを限定したモデルがあってもいいと思うのだが

そうなると、販売コストに見合わないのだろう。売れ数が決まっちゃうからね。

若干妥協したとしても、大枠で切り分けたラインナップを充実させて欲しいと思う。

え?すでにそれなりに用途別にモデルを用意しているだって?

大枠過ぎてターゲットが広すぎるんだよ!

いくら大枠でもいいから・・と言っても、もう少し明確なターゲット設定にして欲しい。

例えば、スポーツを撮影するカメラマンが選ぶモデルは

・高速連写が可能なモデル

・AF追従が速くて正確なモデル

・手ぶれ補正が付いているモデル

・オートホワイトバランスが正確なモデル

って感じかな?

んで、逆に僕のような広告カメラマンが選ぶモデルは

・高画素モデル

・スタジオ撮影が可能な装備があるモデル

・遠隔操作可能なモデル

って感じだ。

さらに、観光系のカメラマンだと

・高感度が使えるモデル

・バッテリーの持ちがいいモデル

・軽量なモデル

となるだろう。

この様に、同じカメラマンでも現場が変わると機材も変わってくる。

※あくまでもプロカメラマンの話で、アマの人はよく知りません。

スポーツを撮影しないカメラマンには、手ぶれ補正とかは要らない。

プロカメラマンと名乗っているなら、ある程度のスローシャッターでも固定させる方法を知っているはずなのでね。もちろん三脚使用はプロなら極々当たり前のことだと思うし。

その代わり、シンクロターミナルなどの様なスタジオ装備は必要になる。

スタジオカメラマンならテザーも当然容易に出来て当然だ。

FUJIFILMのX-T2というカメラを例にとってみるとよく分かる。

例えば、動画撮影機能がついているのに、イヤフォンジャックが付いていない・・とか。

RAWがFUJIのソフトでしかプロファイルいじれない・・とか。

バッテリーグリップ付けたら、標準レンズ以外は重さに耐えれない・・とか。

どうも自慢げに謳っている装備が素人なのだ。

趣味で写真を楽しんでいる人には眉唾ものかもしれないが、仕事で使うか?となると使わない。

Nikon時代は、写真に関する機能は満足していた。

動画性能の部分では、Nikonの姿勢なのか?あまり本気じゃない気がしていた。

それでも、多重露光とか対冷性能とか充実していたと思う。

防塵防滴性能は、普通に使用していて壊れないなら特に高性能は求めていない。

土砂降りの雨の中、カメラ丸出しで撮影することはないからね。

埃も、海外で使用するなら考えるけど、この日本国内の砂埃に耐えれる程度あればいい。

A、僕がカメラで、絶対に必要な装備は

 ①シンクロターミナル

 ②任意でプログラミングできる撮影メニュー

 ③任意で登録できるホワイトバランス

B、無くてもいいと思ってる装備は

 ①内蔵ストロボ

 ②ブラケッティング機能

 ③ボディ内手ぶれ補正機能

C、なんで付いていないのか不思議な機能は

 ①ワンタッチでできる記録メディアの切り替えボタン

 ②イヤフォンジャック

 ③多重露光機能

 ④ボディにコマンダー機能を装備

Aの①は必須だね。これをホットシューで拡張するなんてあり得ない。

駆け出しの頃、NikonのD80でスタジオ撮影していたときは拡張シューを使用していたけど。

Bの①はハイエンドモデルだと大抵付いてないけど、NIkonのD850には付いている。

その辺から垣間見えるのが、プロも使えるけどアマもどうぞ使ってください。的な戦略が分かる。

プロ機はD5があるからNikonらしい戦略かも。SONYの場合α9、α7には付いていない。

FUJIFILMは、ボディには実装していないけど付属品にミニストロボが入ってくる。

この辺はどちら側にも考慮した親切設計だと思う。D850もFUJIを見習えばいいのに。

Bの②に関しては、いるかその装備?と以前から思っていた。

そもそも露出替え撮影は、フィルム時代のカメラマンなら意図的に行う作業であり、機械任せにする必要がない撮影方法である。それなのになぜかデジタル機には当たり前の様に付いている。

Cは全ての項目で実装して欲しいと思っているが、次から次へと出てくる新型をいくら舐めまわしても、そのメーカーでも実装している気配がない。特に④なんてWi-FiやBluetooth機能を装備できるのだから簡単だと思うが、なぜか装備されない。Bの③を排除してもいいからCの④を装備して欲しいと思う。

とまあ、あくまでも僕の理想を書いてみたが、メーカーは販売をしなければならないので一部の要望に沿ったカメラなんぞ作ってはいられないのは理解している。

そこでSONYのアプリって考え方は優秀だと思う。

SONYのアプリをもっと充実させて、カメラは素の状態で販売して欲しい。

カメラマンが必要な機能をアプリでインストールさせて使うってのはどうだろうか?

写真機としての基本的な装備はしているけど、それ以外の「便利機能」は任意でカスタマイズさせて実装させる機械があってもいいよね。例えるならスマホやパソコンと同じ様に。

必要な人には重宝する機能も、要らない人から見たら一生使わない機能だったりするわけで、そんなものを実装させてカタログでスペック自慢するよりも、スカスカな状態でもいいからカスタムボタンなどに任意に入れ込めれる方が、本当の意味で「自分だけのカメラ」が誕生すると思うのだが。

よし、この意見を今度SONYに出してみよう!

プロ登録したのだから、どんどんプロとしての意見を言わないと損である。

ポテンシャルは高いけど、それをどの能力に配分させるかはユーザー次第って良くない?

そんなカメラが誕生することを切に願うこの頃。

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